日本語の通じない上海の不動産屋さんで借りるケースを念頭に説明します。
間取りは、X室X厅X卫、というような表記になります。室はリビングや寝室で、厅は食堂、衛はトイレバスです。基本的に浴槽のある部屋は少ないですが、20%くらいあるかもしれません。通常はシャワーです。 寒いんじゃないかと心配されるかと思いますが、シャワーの場所には、通常天井に照明のように見える電気ストーブのようなものがついています。
一般的には、押金と呼ばれる敷金が1ヶ月。その他、上海の場合、不動産屋に払う仲介手数料が1ヶ月の家賃の30%上限のようです。他の費用はかかりません。日本の礼金のように大家さんに一時金を払う習慣はありません。 多くの場合、部屋に家具はついています。一般的には、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンはついていると思われます。欠けている物がある場合もあるので、不動産屋さんと大家さんに確認してください。ないものがある場合は、つけてもらえないか交渉してみましょう。
契約期間は通常1年です。半年でもOKする家主さんはいるかもしれませんが、少数と思います。日本の場合と異なると思われるのは、契約は借りる側にも拘束力があることです。いつでも引っ越せるわけではないと思われます。やむを得ず契約期間中に引っ越す場合の条件については、不動産屋と大家さんによく確認してください。家賃は一般的には、3ヶ月分づつ支払いのようです。なので初回は、3ヶ月分の家賃 + 敷金1ヶ月、+仲介手数料30%で、4.3ヶ月分の家賃が必要と思われます。 実質、家賃分以外の出費はほぼ家賃1.3ヶ月分で家具付き、しかも敷金は通常帰ってきますから、引っ越しは比較的容易と言えます。
私の個人的感想としては、我々は外国人ですので、大家さんが話してわかる感じかという点を重視されたほうがいいかと思います。部屋に、水漏れ、エアコンなどの故障、などが起こってやり取りすることも多いです。
(Q&A No. 10030)