・ お正月 動の中国と静の日本。しずまりかえった往来が懐かしい。
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最近、両親と電話で話して、中国の人に日本のお正月は静かなんだという話をするんだといっていたら、昔はもっと静かだったというような話になりました。
百貨店まで正月はずっと休みで、転勤で行った東北地方の都市では2日は初売りでやっていて意外だったとか、でも2日以外は6日まで休みだったとかいう話をしていました。そう言われるとお正月はほとんどの商店は閉まっていました。コンビニとかなかった時代の話であります。
道に出ると、耳がつまったかなと思うくらいしーんと静まりかえっているのが新鮮で、足音を聞きながら、ひかえめな日差しの当たる道を凧を持って従兄弟や父親と、少し遠くの公園まで歩いて行きました。ところどころに日本の国旗が差されて、風にかすかに揺れていました。
中国のお正月は、お住まいの方はみんなご存じのように「やかましく」?、ひじょうににぎやかです。こちらにいらしたことのない方に説明すれば、除夕(大晦日にあたる)の夜の日付が変わるあたりと、初一(元旦にあたる)の朝方は、爆竹でまあだいたい市街戦が勃発したような感じになります。
私はあんまり好きでないかもと思っていて、除夕の夜もちょっとうるさいくらいにおもっていたんですが、2時くらいになって静まり返ってなんの音も聞こえなくなると、なんかとてもつまらない、という気分になりました。それで初一の朝はなんか楽しいというか。納豆でもたべつけるとおいしくなるようにそんなもんでしょうか?堪能しました。
最近、中国人の友達に春節は爆竹やった?と聞かれました。そんなこと考えたこともなかったのですが。中国人の人がやるもので、自分がやるとは思い当りませんでした。そういえば、自分がやってもいいのか。私の現地化も、あと数年はかかりそうです。
昨日の夜から雪が降って、今日昼間あるいていると、頬が痛いように冷たく、道の両側の雪で明るいのと一緒で、一種新鮮な感じもありました。昨晩は、雪のせいでしょう、妙に静かでなにか日本に帰ったような錯覚を覚えました。
このブログでは、これからも私の見た中国をごく普通に伝えていきます。
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