・ 中国の人から意味わからないの声、日本の映画風CM – SNSで話題
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最終更新日:2013/02/10
・ 中国人の見た日本
開心網というのは、中国版のFacebookみたいなSNSのことです。利用者の多くは20~30代の都市部の若者です。
そのSNSで、日本のこのテレビCMはまったくわけが分からない。日本人はどういう感性をしているのか?と誰かが取り上げて、多くの人が全くだ、わけが分からないと話題になっていたものがありました。
そのCMはどういうものかというと、前半部分は短編映画風で中国人も全く共感できるものでした。というのは、もうずいぶん前のことで、記憶も怪しいのですが、たしか雨の中をひたすらに17~18才くらいに見える女の子が走っていく、ひたすらにひたすらに走っていくというもので、肩が揺れて、前髪が雨に濡れて、その必死感がとても心を揺さぶるものでした。
そして、同じく雨にけぶった大きな橋の真ん中で、男の子が待っているわけです。走りにはしって、愛し合う二人がめぐりあって男の子が手を広げ、二人は… と思った瞬間に女の子は男の子を突き飛ばして、さらに走りつつけるのです。
そして次の場面では、「これが食べたかった」と言って、あったかい湯気の出ている麺かなにか、とにかく広告商品を食べている、というCMでした。
こういうひねった感じというか、一歩引いた感じ、どうせCMはCMで現実でないというさめた感じは、日本人、特に若年層には一般的にはかなり理解できるものですが、中国人は性格的に実直というか、こういうひいた感じは一般的には全く理解を超えるようです。中国人は一般的に「情」をひじょうに大切にしていて、極めて実際的であり、性格は鹿児島県人気質などと似たようなところがあるように思えます。こういうチマチマしたユーモアはほぼ見られません。
なので、こういうのは、中国人にとっては、「日本人はまったく理解不可能」と思われる可能性があるということをちょっと考えておいた方がいいんじゃないとか思います。ある程度、日本人と中国人の間には、深い河が流れいている、部分があります。
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